タイトルイメージ
本文へジャンプ











1 題材の目標   2 題材の評価規準 3 主な学習内容と評価 アドバイス 資料
題材4 「動くしりとり」
美術Ⅰ~Ⅲ 映像メディア表現 1~3年 2~15時間

youtubeに、「動くしりとり」をアップしました。
  http://www.youtube.com/watch?v=nLRPd3S1ExQ

映像メデイア表現では、次のようなことが課題になっている。

 ○ コンピュータ操作に気を取られて、発想が広がりにくい。
 ○ 意欲的に取り組めるテーマを、どう設定するか。
 ○ マウスで絵を描くことは、大変難しい。 


 そこで、誰にでも馴染みのある「しりとり」を取り上げることにした。「しりとり」に登場する単語は、語尾と頭語の連続性はあるが、意味に関連性はない。しかし、その二つの単語を絵に置き換えることによって、視覚的な意味が生じ、さらに変化する過程でストーリーが生み出せるのではないかと考えたのである。
題材の特徴

ポイント1 全員でしりとり ───────────────────────────
 
クラス全員で「しりとり」をすると、大いに盛り上がる。自分の番になるまで、何がくるか分からないという程良い緊張感がある。まず、「しりとり」で出た言葉を黒板に板書していく。そして、言葉と言葉の繋がりを、絵から絵へと変化させていくのである。

ポイント2 目標に応じて弾力的に実施 ──────────────────────── 
この題材の特徴は、授業時間の長短によって弾力的に運用できるところにある。10~15枚程度の手描きの部分は、2時間もあればできる。それらを、束ねるだけでも立派な一冊のパラパラアニメが完成する。指導者がスキャナをしてデータ化さえしてやると、コンピュータで簡単な効果を出すことも可能であるし、全員でモニターを使って鑑賞することも可能になる。

ポイント3 手描きとメディア表現のコラボ ─────────────────────

発想が最も必要な原案づくりは、手描きで行うことにした。実際に手を動かすことによって脳への働きかけが強まると考えたからで、さらに二つの絵の間で変化するという限られた条件になることによって、場面の展開の方に集中しやすくなると考えた。
次に、スキャナを使って画像をデータ化するのだが、ここからはコンピュータだからこそできる機能、例えば表示時間の調整、画像の複製やシーンの繰り返しなどの効果を用いることによって、表現の幅が広がっていくと考えている。